大田・古典を読む会に参加して
「奥の細道」を読書会で楽しむ
5月の俳句部会(港・大田稲門会合同)で大田の部会「古典を読む会」が来月から芭蕉の名作『奥の細道』をとりあげるから希望者があれば参加してほしい、とのお誘いがあった。せっかくの機会なので2人の港稲門会の会員が参加することにした。
先月までは『平家物語』を、ほそみちの後には『枕草子』が続くという本格的な「古典を読む」会である。私たち2人を加えてメンバーは8人。『細道』を3回に分けて輪読し、俳句は「俳句部会のお二人に解説をお願いしたい」ということになった。
皆さんはそれなりの教養人で、たいへん質の高い話し合いが続き、在学以来の中身の濃い時間を楽しむことができた。会のあとは「新参加者の歓迎を兼ねて」の懇親宴まで開いて頂き、とても居心地のよい読書会を楽しんだ。
この会は平日の午後開かれ、会員は皆退職後の自由時間を楽しんでいられる方々とお見受けした。それだけ質の高い内容の読書会ができるのだ。
支障の無い範囲で名刺交換した方々をご紹介すると、元メガバンクの常務はじめ校長先生や元教員など。3ヵ月続いた会の終わりには「ご苦労さん会」と皆さんで祝杯をあげた。落ち着いたオトナの勉強会は内容充実の楽しいものだった。
(塩浜裕夫 昭和35年 政治経済学部卒)