2021年 駅伝とラグビー観戦記

新春恒例の箱根駅伝は、例年は、復路の1月3日増上寺山門前を中心に、日比谷通りに面して、早大、青山学院大等3~4校の応援団や各校の幟でにぎやかに応援していたが、コロナ禍の今年は各校とも応援を控え、沿道には幟旗もなく非常に寂しいものだった。私もいつもと違って、泉岳寺前で家族で往復路応援をした。
初日、スタートからスローペースで、ほぼ一団となって泉岳寺前まで来た。アパホテルから出て来て応援していた60歳ぐらいの婦人が大声で、関西なまりで「ワセダ! ワセダ! ガンバレ!」と掛声をかけた。この声はかなり轟きわたった。まわりからこの声に大きな拍手が沸いた。
結果は独走した創価大学を10区のゴール間近で、劇的に抜いて駒大が優勝。早大も6位に入り、来年に繋げたのは良かった。

大学ラグビー選手権試合は、天理大と早大の決勝戦だったが、その結果は、55対28で、早大の完敗だった。実力的に天理大の方がフォワードもバックスも勝っていた。動きの速さに大きな差があった。昨年末の日本シリーズ挑戦への出場だったので、対抗戦から日本シリーズまでの短期間の調整トレーニングは、相良監督のもと猛特訓の結果だと考えられる。
来年の活躍に期待をしたい。

文:藤井裕士