ホームカミングデーに参加して④「フラダンスに口がポカン」

今年の稲門祭にはサークル(やんぐいーぜる=造形美術研究会)の友人五人で訪問。大隈銅像前に集まった面々は、みな還暦越え(最年長68歳)で、まずは生存を確認。酒類の販売がないのは物足りないが、晴天に恵まれ人が出ているキャンパス内を散策。

国際文学館(村上春樹ライブラリー)では村上文学の世界的な広がりに驚く。1号館は早稲田歴史館になっており早稲田の今昔を学ぶ。大隈銅像のワンポイントが左胸にあるポロシャツを購入。

昼食後、われわれがメインイベントと思っている、ハワイ民族舞踏研究会(わせフラ)の実演を大隈庭園で観覧。ナレオハワイアンズの演奏にのって、総勢50人を超える女子学生が華やかな衣装を身にまとい学年ごとにひらひらと踊ってくれる。かぶりつきに座った爺さんたち(我々のこと)はスマホやカメラで撮影。わが娘、いや、孫のようなお嬢さんたちのパフォーマンスに酔いしれて口がポカンと開いてしまう。

「ここは竜宮城じゃあるまいか」「ええもん見せてもらいました。寿命が延びました」とは、みなの本音であったろう。

撮影:金本哲男

千葉晋也 昭和56年 政経学部卒