度重なる緊急事態宣言下をどう過ごす

(港稲門会会報102号が発行されました。一部抜粋して掲載いたします。)

雑巾掛けにチャレンジ

運動不足を感じています。両手を添えて腰を上げての雑巾がけにチャレンジ。2mも行かずに息が上がりました。気持ちと身体の溝は深まっています。テレビを見る時間も増えました。情報番組は参考になりますが、地域によって事情が大きく異なることも事実です。区としての情報発信の重要さはここにあると思います。旅番組の多さにも驚いています。現地に行かない妄想旅まであります。いつか行ける日を楽しみにしながらザッピングしています。皆さんワクチン接種はお済みですか。油断はできません。くれぐれも健康に気をつけて下さい。
(武井雅昭 昭和52年・政経学部卒)

体力勝負

「お父さん早く起きて下さい。ゴミ屋さん行っちゃいますョ!」寝坊していると家中に響く女房の「喝」で私の一日が始まる。家庭用・業務用ゴミ処理担当責任者として、コロナ禍に関係なく85才の老人には大仕事だ。朝7時のテレビニュースを見ながら20分間の柔軟体操。スクワット、腕立て伏せ等でたらめ運動のためか7月8月の暑さでは汗が吹き出る。昨年稲門会同期上松君が他界し、青木君も大ケガで車椅子生活とか。気心の知れた仲間との馬鹿話が出来ないのがこんなにつまらないのかと思い知らされた。虎ノ門地下鉄駅近くで商店を営む身にはリモートやテレワークも関係なし。夕方5時港区広報の「夕焼け小焼け」の放送で一日が終わる。
(石田隆一 昭和33年・第一商学部卒)

読書・お稽古・たまのゴルフで発散

コロナ禍で2度目の夏、娘夫婦(医療従事者)は休日返上でワクチン接種会場に出向き、その間、孫を預かり後方支援の身です。
仕事は裁判所を除いてほとんどリモートになり、移動時間カットの恩恵にあずかっております。読書・篠笛能管のお稽古・たまのゴルフで発散出来る幸せを感じながら、遠出を「我慢」のひと夏でした。若者・現役世代の「我慢」の困難を思うと、ワクチン接種の加速を念ずるばかりです。
人恋しい秋になりそうですね。せめて、子ども達は学校で元気にと。
(山田攝子 昭和53年・法学部卒)

旅心が募る日々

齢70才で現役を卒業した以後これまでの間は、毎年のように仕事でなじみ深かった欧米各地をはじめ中国や東南アジアなど国内外への旅に出かけてました。最近は脚力の低下などから専ら船旅を楽しんできたものの、コロナ禍以来乗船予約が再三キャンセルとなって結局外出は九州の実家の手入れと盆行事の墓参りに出かける程度となってしまい、旅心が募る日々をすごしています。
すでに2回ワクチン接種を終えた現在、友人との会合もとだえたまま、日々歴史書などの書見に時間をすごしながら、ひたすらコロナ禍の終息を願うばかりのあけくれです。
(田尻利重 昭和29年・第一理学部卒)

(港稲門会会報102号 2021年9月15日発行より抜粋)