俳句部会(若葉俳句会)年に一度の「懇親句会」報告
大田稲門会と共催の俳句部会は 毎月第3土曜日午後、洗足池の大 田区民センター会議室で句会を開 いています。会員は12人、うち港稲門会は3人です。7月は年に一 度の懇親句会で昼食を一緒にとりながらの句会となります。今年は銀座アスター蒲田店で開催しました。
兼題は梅雨寒、虹、 心太(ところてん)の3句。他に 自由題(雑詠という)で2句を詠 みます。作者名を伏せて良い句を 互選して優劣を競う、という句会 です。7月の特選・入選となった 句とその選評をご紹介します。
俳句に興味のある方、見学も歓 迎しますので世話役にご連絡下さ い。(俳句部会世話役 塩浜)
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ここだけの話ばかりや心太 捷三郎
内緒話を頼りない心太を食べながら、というおかしさがよい。
虹見上げやり残した事ありや 裕夫
そろそろ終わりを考える高齢者。
姿見に母のうすもの妻の影 雅雄
和服を着て鏡で確かめているが・・・。
少年と恐竜展へ夏の月 野梨子
恐竜展の帰り道で見た夏の月が、何ともミステリアスだ。
今日もまた図書館静か梅雨寒し 昌弘
寒さに図書館はいつもより静か。
水遊びホースの先の小さき虹 伸郎
ホースを絞った先の虹がきれい。
山頂でブロッケン虹の和が姿 光敏
頂上に立った気持ちの良さを・・・。
風に聴く正午のチャイム青田波 勝美
最近千葉に引っ越した人の快感。