第8回国際交流部会「エチオピア大使館訪問&エチオピア料理を楽しむ会」

去る7月13日猛暑の中11名の参加を得て、高輪のエチオピア大使館を訪問。明治学院大学正門近く、桜田通りに面した商業ビルの2階に居を構える同大使館は控え目なその外観とは裏腹に内部はとても広く開放的。オープンだったのは間取りだけではなく、受付体制にもその姿勢もオープンで、当日入館も全員一緒でなく、参加者が随時入館でき、今回は猛暑の中外で待つ事なく、広々とした涼しいロビーで各々座って待つ事が出来、開始前から歓迎ムードに包まれた幕開けだった。

フンデ大使のスピーチ
書記官(手前の方)によるエチオピアの紹介

フンデ大使自ら公式な制服での歓迎と挨拶で15時に開始。同国の歴史・風土・観光資源・産業・文化背景から、多民族国家としての国家観、日本とのパートナーシップへの期待感にわたる堂々たるオープニングスピーチとなった。続く書記官によるパワーポイントでの国の紹介では、国旗解説に始まり、独自のエチオピア文字や独特の時間制度(日の出時刻を1時とする)など長い歴史による独特の文化背景を解説。数々の文化遺産、各地の風景、自然環境、文化行事などあまたの映像が次々に紹介され、淀みない解説と事前に用意された翻訳からは入念な準備が見てとれた。

続く大使との歓談時間では同国の2つの「世界最初」を披露:320万年前の人骨『ルーシー』を人類共通の祖先とし「だから日本人も元を正せばエチオピア人」と笑いを誘い、コーヒー文化発祥の国として伝統的手焙煎によるエチオピアコーヒーの実演付きのおもてなしで2時間半の訪問を終えた。

大使館訪問の後、中目黒のエチオピア料理店『クイーン・シーバ』へ移動。皆さん初めてのエチオピア料理を堪能。独特の穀物「テフ」の粉のエチオピア風大判クレープに盛りつけられた郷土料理(豆類や挽肉の煮込)やカバブとフリードリンクでの懇親会は大いに盛り上がり、和やかな雰囲気の内に終了した。次回は秋頃に予定してますので宜しくお願いします。

世話役 西垣孝一&石賀幹春