懐かしの名曲を歌う会特別編 「生ピアノで歌う会」を開催

当部会は、コロナ禍の煽りを受けて2020年2月を最後に活動を停止していましたが、7月31日午後、猛暑の中、久しぶりに8人が参加して「生ピアノで名曲を歌う会」を開催しました。会場は犀川千代子会員のご友人のお店で、犀川会員が弁護士業を始めた頃から通っているという新橋駅近くの「ミュージックサロン・シャミオール」。感染予防のため間隔を空けて座れる贅沢な広さがあり、しかも舞台にはグランドピアノがあるのです。参加者全員初体験ですが、贅沢な挑戦としてピアノ伴奏で歌う特別編を企画しました。

歌の講師は、この会場でコンサートや歌唱教室も開いているシャンソン歌手の広瀬節子さん。
伴奏は、ピアニストの中林あこさんです。

カラオケと違い、ピアノ伴奏で歌うには楽譜や歌詞カードが必要なため、参加者には事前に歌いたい曲を提出してもらいました。その場で「この曲!」というわけには行きません。

練習曲として「誰か故郷を想わざる」を全員で歌った後、歌唱タイムのスタート。初体験の参加者たちは、歌い出しのタイミングに戸惑います。モニターに歌詞が出て、歌い出しのタイミングを教えてくれるカラオケシステムに慣れたみなさんにとっては、広瀬さんの「1,2,3,4」の合図が頼りでした。

とはいえ歌うことが大好きな参加者ですから、戸惑いながらも、広瀬さんやピアニストの助けで、次第にコツを掴んだようでした。

ピアノ伴奏の中林さんは、タイミングがずれたり、音程が違ったりしても、演奏

しながら修正して合わせてくれました。まさにアナログの良さです。

ピアノと聞いて敷居が高いと感じていた参加者も、3巡目には生ピアノで歌う快感を存分に味わったようです。

最後に、生ピアノ伴奏付きの校歌斉唱でお開きとなりました。

当会では今回のような広い会場を探し、ウィズコロナ時代のカラオケ会を再開していきたいと考えております。

文:牧原俊幸(世話役)

桜井郁子(世話役)の感想

昔々、カラオケがなかった時代がありまして・・・。1977年、新入社員の私は荒木町のスナックで生ギターの演奏で歌いました。カラオケが全盛期を迎えるのは80年代。そして1992年には通信カラオケが発売され、歌える曲は無尽蔵になりました。老いも若きも「自分の時代」の名曲を瞬時に探せる、歌い出しはテロップが教えてくれる、キーも変えられる。世界中でKARAOKEが共通語になっているのも無理もありません。今回、生ピアノの伴奏で歌うことの心地よさを感じましたが、いつでもどこでも誰とでも楽しめる<日本の大発明カラオケ>の素晴らしさを再認識しました。