港稲門会歌舞伎部会 第2回観劇会
~浅草寺境内の平成中村座で江戸情緒を満喫~
10月4日(日)、港稲門会歌舞伎部会の第2回観劇会を開催し、総勢23名で「平成中村座 十月大歌舞伎」第一部を観劇しました。


平成中村座は、十八世中村勘三郎丈の思いから誕生した、江戸時代の芝居小屋を再現した特別な劇場です。
今回は浅草寺の本堂裏という由緒ある場所に、期間限定で芝居小屋が設けられました。


歴史ある浅草寺の境内に本格的な芝居小屋が出現するという珍しい光景は、まさに江戸情緒にあふれ、往時の芝居見物を彷彿とさせるものでした。舞台と客席の距離も近く、役者の息遣いまで感じられる臨場感は、通常の歌舞伎座とは一味違う魅力でした。
第一部は、成駒屋三兄弟による華やかな『初帆上成駒宝船』で幕を開け、続く『仮名手本忠臣蔵』「九段目 山科閑居」では古典歌舞伎の奥深さを堪能しました。そして最大の見どころは、中村勘九郎丈、勘太郎丈、長三郎丈の親子三人が初めてそろって演じる『連獅子』でした。中村屋に受け継がれる伝統の芸と、勇壮な毛ぶりは圧巻で、親子三人による記念すべき舞台に深い感動を覚えました。

江戸情緒あふれる浅草で、23名の仲間とともに歌舞伎の醍醐味を味わい、思い出深い一日となりました。
今後も歌舞伎部会では、伝統芸能に親しみながら会員相互の交流と親睦を深めてまいります。
ご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
世話役 山本
註)浅草寺本堂裏広場での「平成中村座」開催は、4年ぶりです。2000年に、故中村勘三郎さんの熱意でこの小屋掛け芝居が始まりましたが、その当時はパワースポットで知られる待乳山聖天の近く隅田公園内に建てられました。そこでの大成功から故中村勘三郎さんの夢は、海外へ。2004年仮設小屋の設備をニューヨークに持ち込んで開催。この模様は、テレビのドキュメンタリー番組でご覧になった方も多いでしょう。2012年に勘三郎さんはお亡くなりになりましたが、二人の息子さんと二人のお孫さんが今回も大喝采を浴びていました。

