港・大田稲門会合同の「わかば句会・納涼会」 報告

恒例の納涼会。今年も楽しみにしていた蒲田の銀座アスターでの食事会兼句会が8月8日土曜昼に行われました。10年以上同じ会場での納涼会は店の方々にも知られ、親切な応対で記念写真のシャッターも快く押して頂きました。

講評は捷三郎選者の粋な計らいで多めの選句となり、選者からの表彰や参加賞も配られ、アルコールの協力も得て皆が満足する会となりました。

この秋の吟行計画も話題にされ、今後を盛り上げる納涼会でした。それでは8月の選句・講評を、写真を交え報告させて頂きます。

世話役:博二(俳号)

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第二百四十六回若葉句会 令和八年八月八日(土)  場所 蒲田 銀座アスター賓館

 兼題  梨、サンマ、秋暑し

捷三郎選

<特選>

◎たっぷりの大根おろし秋刀魚焼く        伸郎

 秋刀魚には大根がつきものだ。その大根おろしをたっぷりと言われると思わず唾が出てくるというもの。大根をして秋刀魚を語らしめる、分かりやすい秀句だ。

◎夏祭笛の音高く暮れ行けり           朋子

 夏祭りは日が長いはずだがその笛の音が最高潮に達したときに暮れていった。われらが人生も斯くの如くだろうか。顧みてこの年までの余りの短さに驚く

◎盆僧の置き忘れしは榮太郎飴(えいたろう)   旧雨

 盆の時期、坊さんは忙しい。次々に檀家を回ってお経をあげて行く。のどを守るのに飴を持っていたのがつい忙しさから途中の檀家に置き忘れた。栄太郎飴が臨場感に溢れている。

<入選>

野仏に僧の供えし小粒梨             旧雨

落ち梨や夜気(やき)も憂ひも閉じ込めて     勝美

赤子抱くぷっくりむっちり梨の尻         雅雄

シャキシャキ幸水ラフランスの香(か)      伸郎

秋刀魚焼く忍者のやうに煙立て          朋子

秋刀魚焼く煙にゆるる笠智衆           雅雄

低山の上り下りや秋暑し             秀三

歳時記の季語がやさしいこの残暑         伸郎

秋暑しプールサイドで解く宿題          博二

Tシャツをとっかえひっかえ溽暑かな       伸郎

立秋の句会華やか稲門会             博二

この猫も江戸育ちなり秋日和           旧雨

夜濯ぎの女の背ナの丸きかな           朋子

父母の思い出深し墓洗う             光敏

二年もの琥珀の月日梅酒酌む           雅雄

不知火や遥かに守る舟一艘            博二

<選者詠>

一番は梨二番は君のくちびる

沖の漁サンマと水を諸共に

本年も異常気象か秋暑し

新涼や熊本の地震城崩す

秋立ちぬ小諸の辺り人静か

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次回  九月十九日(土)午後二時 大森、エセナ大田

兼題  秋彼岸 新そば 初紅葉   以上三句と雑詠二句 計五句ご用意ください