港稲門会 Minato
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タイトル
=特集・コロナ禍の緊急事態をどう過ごす=
長引くコロナ禍を会員はどう過ごしたのか。お薦め本や映画もあわせて、アンケートにお答えいただいきました。一部抜粋して、年次順に掲載します。
(港稲門会会報より転載)


ー外で飲みたいー

植松丞
昭和34年・第一文学部卒
普通の歳相応のあるべき生活態度を続けるよう心がけています/最低週一回の日用品、食材、弁当の買い出し/毎日家族、友人、ご近所の知人との電話、ライン含む挨拶会話(仏壇時々お墓管理新聞、雑誌を読み、テレビは映画旅行音楽番組等長時間楽しむ/歯医者総合病院へ週一回以上通院し薬局へ行く/毎日墓地等近所散歩、週一回スポーツジム、月一回映画館、ゴルフ場へ行く

藤村薫
昭和34年・法学部卒
蟄居 高齢であり、病の既往症があるため、用心して、公共の乗り物は使いません。

今井鉄
昭和36年・理工学部卒
心内膜炎で心臓手術、弁置換、さらに肺炎二回という死の淵を三回這い上がりました。医師からはコロナ感染は致命だよと言われ、旅行はおろか街に出るのも怖く家に引きこもってました。

川上矩生
昭和37年・政治経済学部卒
外食、国内旅行など、従来と変わらぬ生活を送っています。仕事先(タイ国)への出張は、ストップしたままです。この期間中に、新しい外国語に挑戦しております(Vietnam語、インドネシア語)。Ending note(通帳、資産の整理)も完成しました。

藤井裕士
昭和39年・理工学部卒
弁当持参で週5日事務所へ5時間出勤し今までの書類、データ整理をしています。帰途は1杯行きつけの店で飲んで帰るのが日課でしたが、それが出来ず、帰宅後約60年連れ添ったかみさんとではノリが悪いです。内緒です。


ーWEBが活躍ー

井出暁
昭和39年・法学部卒
ステイホームが多いので、You Tubeを見る機会が増えました。歌といえばド演歌でした。ご存知の中島みゆきの『時代』は45年も前の曲ですが、自粛期間中に勇気と明日の希望と励ましを与えてくれて、この歌詞に救われる毎日です。

渡辺俊之
昭和43年・商学部卒
週に三、四回あった夜の会合がなくなり、毎日7時半頃帰宅。大学卒業以来50数年ぶりの奇跡です。お陰でコロナ痩せで、4キロ体重減。仕事上の打合せやら会合、研修会も全てWEBになり、移動時間が無いため、従来なら会合が重なれば参加しなかった会合も、参加できるため、連続六時間もWEBミーティングなんてことも。

山田章博
昭和46年・政治経済学部卒
特に新橋の事務所に行くこともなくなり、近くのプールでのウォーキングやら、車で行ける箱根湯本の日帰り温泉に行ったりしました。港区新橋が遠い。

米山幸子
昭和47年・第一文学部卒
手を痛めていたので、ピアノを弾くことは20年も前から諦めていたのですが、コロナ禍を機会に「作曲ができるようになりたい」と再びチャレンジしています。郵送による通信教育で和声法を指導していただきながら、自分では『赤とんぼ』を移調して弾いたり、『故郷』を自由にアレンジしたりして毎日楽しんでいます。


ーテレワーク苦手ー

桜井(川崎)郁子
昭和52年・第一文学部卒
2014年の定年退職以来、積極的〈ほぼ自粛生活〉を楽しんでいたので、コロナ禍の影響は殆ど受けていません。5時起き・筋肉体操・午後宅飲み・9時就寝で体調万全。パソコンと家族(猫も!)を友とする安全な隠遁生活が気に入っている毎日です。

小野寺麻利子
昭和52年・教育学部卒
筆名・藤沢摩彌子として執筆に専念。エッセイ集『午後のパラソル』、評伝『絢爛たる女優ー木暮実千代の生涯』、小説『絢爛たる女優ー小説 木暮実千代』をAmazonより電子書籍出版。のち、『絢爛たる女優』二作は紙の本でも上梓。港稲門会有志にも購入頂きました。紙の本は、六本木 蔦屋書店二階映画コーナー及びオンラインストアにて販売中。

松浦浩道
昭和54年・第一文学部卒
寺院住職を拝命致しておりますので、流石に行事・会議等への出向は減りましたが、葬儀の出頭・法要の受付は通常通りです。寺院の維持・管理業務もありますので、おかげさまで寺院では如常に過ごさせていただいております。

土藤敏治
昭和54年・第一文学部卒
期間中、入院しておりました。もちろん入院前にPCR検査を受けて陰性でなければ、入院できません。入院中は家族との面会も許されず、ほぼ完全隔離状態です。新型コロナウイルス感染リスクはゼロに近い状態でした。

海野和之
昭和55年・第一文学部卒
長きにわたり、なかば失業状態を生きているに等しく、大きな変化は感じておりません。

千葉晋也
昭和56年・政治経済学部卒
【仕事】テレワークは昭和アナログ親父にとってはきついです。リモート会議など今でも苦手。出社しても、人が居ないので休日出勤の雰囲気。まるでSFです。
【休日】テレワークと休日の区別がつきにくいのが悩みです。休日には極力、運動(散策)することを心がけています。外食も控えざるをえないし、楽しみを見つけにくい日常です。はやく終息してほしいと思います。

塩谷和彦
昭和59年・政治経済学部卒
焼き鳥屋に行く夢を毎晩見ています。

伊東(永井)惠子
昭和59年・法学部卒
老体に鞭打って、テレワークとコロナ重症化リスクの高い高齢・慢性基礎疾患だらけの母の自宅介護(今外に出す訳にはいかず、監禁状態?)の二足のわらじ生活を送っています。車椅子とベッドの移乗もあり、肉体的にはくたくたですが、自粛生活のお蔭で老母と一緒に過ごす時間が増えて良かったと前向きに過ごしています。


ー博士号を取得ー

右橋俊毅
昭和61年・法学部卒
二件の介護施設を経営していますが、行政のサポートも手厚くあり、考え得る限りの感染予防対策を取りながら無事に運営を続けています。仕事の傍ら目指していた母校創造理工学部での博士号取得も、リモート環境になってかえってとんとん拍子に進み、2月25日付で博士(経営工学)の最終審査に合格しました。

齋藤基彦
昭和61年・教育学部卒
映画を観ていました。過去の名作を中心に。

張晋華
平成7年・理工学部卒
仕事がテレワークで、自宅にいることがほとんどですが、運動不足を解消するために、1日1回、散歩に出掛ける。この前、妻と近所の港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)に立ち寄ってみました。東大の内田ゴシックと同じ様式で、歴史的な建物。

鳥居俊輔
平成14年・第二文学部卒
3月まで神奈川県庁の事業に携わることとなり出勤が継続しています。横浜までの電車が空いているのは助かります。

塩屋哲子
平成16年・政治経済学部卒
コロナ禍前と変わらず、電車通勤の日々ですが電車が空いてるので、本をゆっくり読めるのがせめてもの救いです。心置きなく外出したり、帰省や旅行ができる日が待ち遠しいです!



自粛期間に読んだ本、観た映画

ーシトラウスを聴くー

植松丞
昭和34年・文学部卒
楽しめた映画は以下です/渋谷文化村映画館で見た『甦る3大テノール 永遠の歌声』/渋谷東映で見た『461個のおべんとう』/NHKBSで見た『白い恐怖』/NHKBSで見た『ゴッドファーザーII』

藤村薫
昭和34年・法学部卒
本は、『文芸春秋』、『地球倫理への旅路』(服部英二著 北海道大学出版会)、『皇帝フリードリヒ二世の生涯』(塩野七生著)です。音楽は、クラッシク音楽、特にヨハンシトラウスです。

今井鉄
昭和36年・理工学部卒
特にありませんが、ぜひ会員の皆様に見ていただきたいものがあります。現役卒業して、子どもの頃から夢であった米国大陸横断(ルート66をたどって)、バイクで北海道一周、四国お遍路などしました。紀行文(写真多数)にまとめたものです。
http://americaoudan.my.coocan.jp

川上矩生
昭和37年・政治経済学部卒
気楽に読書。例えば、星新一のショートSF、東海林さだおの「丸かじりシリーズ」など。

藤井裕士
昭和39年・理工学部卒
読んだ本は、『天才』(石原慎太郎著)、『男の晩節』(小島秀紀著)、『土俵の周辺』(岩崎友太郎著)、『ホモ・デウス』(ユヴアル・ノア・ハラリ著)、西村京太郎の十津川シリーズ 20冊。
映画は、『鬼滅の刃』を観ました。


ーカミュの『ペスト』ー

渡辺俊之
昭和43年・商学部卒
YouTubeにハマってます。中田敦彦のYouTube大学での歴史物、参考になります。知的満足感やら好奇心が満たされます。映画では、仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った町人達の記録、「殿!利息でござる」が印象に残りました。

山田章博
昭和46年・政治経済学部卒
学院時代から聴いていたカントリーミュージックやブルーグラスのCDを引っ張り出して久しぶりに聴いておりました。特にジョニーキャッシュの歌は今こそおすすめです。

米山幸子
昭和47年・第一文学部卒
久しぶりにカミュの『ペスト』という大作を読みましたが、今の日本が学ぶべきところがたくさんありました。主人公の医者は「ペストと戦う唯一の方法は、各々自分の職務を誠実に果たす事以外には無 い」と語ります。神父から密輸犯まであらゆる異なる考えの人々が団結して「ペストと戦うためのボランティア」を結成したのには感動した。

桜井(川崎)郁子
昭和52年・第一文学部卒
『武漢日記ー封鎖下60日魂の記録』(河出書房新社)をすすめます。武漢在住の女流作家/方方は、封鎖直後からコロナ禍の日常をブログで発表。検閲が存在する国で何度も遮断削除されながら、筆を緩めませんでした。個人の生活に即した封鎖下の記録は示唆に富み、現在各国で翻訳出版され共感を得ています。しかし中国では出版されていません。

小野寺麻利子
昭和52年・教育学部卒
音楽は、今年後半に執筆予定のマリア・カラス全CD、敬愛するチェンバロ奏者の家喜美子さんのCD(バッハを中心に)をおすすめします。また、テレビのCS放送で放映中の、イギリス、フランス、ロシアの上質な海外ドラマは、見ごたえがあり、ぜひご覧いただきたいと思います。

土藤敏治
昭和 54年・第一文学部卒
『グレート・リセット』(クラウス・シュワブ、ティエリ・マルレ著)をお薦めします。COVID-19が世界にもたらす広範な影響と劇的な意味合いについて多角的に考察し、変化の予想図が描かれています。発生から約7ケ月しかたっていない時にまとめられたとは思えないみごとな分析と洞察です。


ー軽いエッセーー

海野和之
昭和55年・第一文学部卒
公共政策を柱に、社会系の諸科学を渉猟する読書人生でした。また、音楽の趣味は、ルーツ系の諸ジャンルにわたります。思えば、越境を本領とする分類不能型のアプローチという点で、両者には共通性があるようです。ただ、読書については、年齢とともに、未知の分野を知的に放置したくないという思いが強まっています。

千葉晋也
昭和56年・政治経済学部卒
日常がすでにフィクションを越えているので、小説・映画などはそらぞらしくて楽しめません。軽いエッセー風の読み物を読んでいます。旅行ができないので紀行ものが多いかな。中島らも「今夜すべてのバーで」「さかだち日記」、宮田珠己「無脊椎水族館」、みうらじゅん「郷土LOVE」「とんまつりJAPAN」などです。

塩谷和彦
昭和59年・政治経済学部卒
音楽は、ユーチューブ中心の生活になっています。最近は大塚愛様、モーニング娘様、avex系などやたら聞いています。あと、六大学野球もユーチューブ観戦してます。秋の蛭間選手の逆転ホームラン、感動しました。ぜひ見て欲しいです。

伊東(永井)惠子
昭和59年・法学部卒
キューライスの『悲熊(ひぐま)』というNHKで実写化もされた漫画。両親を亡くし人間と熊の共存する世界で働き自活する子熊を描いたコメディですが、数多の悲哀を感じながらも前向きに小さな幸せを見つけて生きる子熊の姿が切なく、「悲しいから、僕はたくさんのしあわせを知っている」という言葉にエンカレッジされました。


ー『きっとうまくいく』ー

右橋俊毅
昭和61年・法学部卒
特定のコンテンツではありませんが、「ナショナルジオグラフィック」、「ディスカバリー・チャンネル」、「ヒストリー・チャンネル」にはまっていました。自然や歴史を題材にしたドキュメンタリーが中心ですが、取材の徹底ぶりや製作者の洞察の深さが日本の番組とは段違いに素晴らしいです。

齋藤基彦
昭和61年・教育学部卒
インド映画の『きっとうまくいく』をみました。

張晋華
平成7年・理工学部卒
『もういちど読む 数研の高校生物 数研出版』がおすすめです。読みやすい本でした。細胞からDNAの仕組み、遺伝の話、生態、生命の起源の話まで一通り理解することが出来て、私たちの体がいかに良く出来ているか、また、私たちが、この地球をもっと大事にしていかないといけないことを改めて思うようになりました。

鳥居俊輔
平成14年・第二文学部卒
Dogenさんというアメリカから日本に移住された方のYouTubeチャンネルはオススメです。

塩屋哲子
平成16年・政治経済学部卒
15年ほど前のドラマですが、"Dr.コトー診療所"シリーズを観ました。離島を舞台にした医療ドラマで、美しい海の風景に癒されると共に、深い人間ドラマに胸を打たれます。個人的には泉谷しげるさんと小林薫さんが演じておられる役が特に好きです。

bear
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