港稲門会 Minato
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2016年度 早稲田大学校友会東京都23区支部大会開催
3月6日、リーガロイヤルホテル東京にて「早稲田大学校友会東京都23区支部大会」が開催され、各稲門会からは総勢313名が参加しました。港稲門会からは、水谷会長をはじめ幹事団8名が出席しました。
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第1部の講演会ゲストスピーカーは早稲田大学競走部OBでもある金哲彦氏。瀬古利彦さんにあこがれて早稲田大学入学後、競走部に属して中村清監督のもと箱根駅伝で活躍。現在は、マラソン・駅伝中継の解説者として知られ、箱根駅伝では毎年NHKラジオ放送で解説を担当しています。
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今回の講演テーマは「駅伝と日本のマラソン復活の道」。箱根駅伝と早稲田大学、そして4年後の東京オリンピックに向けた日本のマラソン界の動きについてお話しくださいました。
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特に最近の箱根駅伝テレビ中継は毎年高視聴率であり、活躍した大学は受験者数が増加する現象もあるとか。これに注目した新興の大学では、運営戦略の一環として駅伝選手をビジネス的・戦略的に育成するため選手のスカウトはもちろんのこと、優秀なコーチや監督を他校からスカウトする手法も取っています。
一方早稲田大学は、「伝統」や「栄光」といった精神論的な側面がウエイトを占め、監督やコーチも歴代OBが務めています。
こういった状況下で
<今後も早稲田大学が強力な新興勢力と闘っていけるのか?>
<有力な高校生アスリートが早稲田を選ばなくなったという現実もある>
<早稲田も外国人留学生の起用などの戦略的に方向転換を迫るのか?>
<大学の教育的側面もある箱根駅伝が結果至上主義のプロスポーツのようになっていいのだろうか>
といった問題提議が金氏からなされました。
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最後に、箱根駅伝創設時からリードしてきた早稲田大学が進むべき道「早稲田らしさ」とは何なのかを大学校友として考えてもらいたいとの言葉で講演を締めくくりました。

第2部の懇親会では、マンドリンアンサンブルによる演奏があり、「早稲田の栄光」にはアンコールがでるほど盛況ぶりでした。最後に皆で校歌斉唱し散会しました。

(文:大矢泰嗣)
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