港稲門会 Minato
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新会長に藤井裕士氏 5月19日、第13回港稲門会春の総会終わる
5月19日午後6時半から東京プリンスホテルで港稲門会第13回定時総会を開催した。好天に恵まれたためか、出席者は少なめで約40人が参集した。
第一部・総会は立原幹事長の司会で開会。まず杉原副会長が開会を宣言。
塩浜会長が挨拶
塩浜会長
(1)参集いただいたお礼
(2)校歌斉唱までゆっくりお楽しみください
(3)今日で会長の任期満了となり、新会長以下役員の選任をお願いしたい
(4)当会創立以来役員として運営に参加してきたが、港稲門会には沢山の思い出がある
(5)この間運営にご協力いただいた役員の皆様といつも積極参加いただいた会員の皆様にお礼申し上げる。

青木副会長を議長に選出して議事にはいった。
22年度の(1)会務報告(立原幹事長)(2)会計報告(小斉会計幹事)と(3)会計監査報告(渡辺会計監査)を承認。(4)運営細則改正ののち(5)次期会長選任(6)次期役員選任(7)23年度予算と事業計画を承認した。
新会長の藤井裕士氏(昭和39年理工卒)が就任挨拶し、「one for all , all for one の精神で皆で仲良く港稲門会を続けたい」と述べた。来賓の早稲田大学総長室の後藤由美子部長が挨拶。
藤井裕士氏・後藤由美子部長
稲門祭記念品販売について青木相談役、小滝幹事が案内のあと小野寺新幹事の挨拶で総会を終了した。
恒例の記念撮影のあと懇親パーティー。桜井幹事の司会で康本新副会長が開会挨拶、増子前相談役の発声で乾杯、開宴。飯沢幹事が新入会員を紹介。辻田徹、井口貴文、益子通夫の3氏がそれぞれ自己紹介して歓迎の拍手を受けた。
記念撮影
校歌斉唱ではこれも恒例となった後藤部長によるエール指導のあと、全員で円陣を組み大声で斉唱。康本副会長の三本締めで散会した。
校歌斉唱
記念撮影
会員コラム
2011年春の総会に参加して


私にとって今回の総会は、3日前の留守電に吹き込まれた藤井新会長の「もしもーし!」から始まった。講師をさせていただいている母校の小学校で4月の18日から補習授業を含めて週5日の授業担当、とても金融機関の開いている時間帯にはたどりつけず、プラス都と県の堺にある駅からも遠い私立小なだけに金融機関が見当たらず、それでもなんとか締め切りの5月13日金曜日の午後3時56分に駆け込みセーフでの手続きをしていたので、たぶんに翌週月曜日には参加確認ができなかったと思われる。出席確認の用件を伝え、その後に、留守電とわかっていながらも「もしもーし!」と何度も叫ばれていらっしゃるご様子を帰宅後に拝聴して、恐縮のあまり電話機に何度も頭を下げてしまった、今回の役員交代に先立って会報編集担当をご指名いただいていたのに欠席とあっては、責任感の強い藤井新会長はさぞかし...と申し訳なく思った。


個性的で幅広い年齢層の校友と有意義な懇親!

さて当日、第一部では会務、会計報告、今までの役員の皆様のご苦労、ご努力に改めて感謝したい。会設立の際に案内状を発送する準備中、モンブランのペンを用紙の折に利用したら筋がついてしまったという塩浜前会長の思い出話は感慨深かった。設立時からのメンバーの方々の思いが今日という日をつないできてくださったのだと思う。
第二部の懇親会では、久々にお会いする会員の皆さまと楽しく歓談させていただいた。エクステンションセンターに通学されてご自身の手料理弁当を大隈講堂前の階段に腰掛けて召し上がるという飯沢先輩には相変わらずユニークなお話ぶりで抱腹絶倒させられ、特に被災地の学生の奨学金に充てるとされる今年の稲門祭記念品販売でスマートにRIMOWAのキャリーケースをご購入された渡辺先輩はダンディズムにあふれ、キュートなお洋服に身を包みながらガッツンと校歌を歌い「大矢くん、発声がまだまだー!」「後藤部長直々のご指導を受けているのにまだ手の当て方を間違っている方がいます、牛久さん見ました!」と後輩指導もバッチリのわれらが桜井先輩はやっぱりハンサムガールの先頭を走るワセジョでかっこいい、若いながらに話上手、聞き上手な大矢君の秋の懇親会に次いでの2回目の校歌指揮は堂々たるもので、このような幅広い年齢層の素晴らしい校友の方々に出会える港稲門会の総会は大変有意義な会だと実感した。


後日談:早稲田グッズは小学生にも評判

ところで、この正月の駅伝応援の際に、女性先輩お二方のワセダグッズに触発された私、当然のごとく稲門祭の記念品に目を走らせ、ちょうどめがねを新調する予定があったので、メガネケースを購入させていただいた。その後、帰宅してよくよくケースを見ると、ペンケースとしても実用的である。さっそく使用中のペンケースから中身を移して翌日小学校に持って行くと、一人の男の子がケースに刻印された文字に目敏く気がついた。「あ、WASEDA!」わが小学校は中学受験指導が入る。実は、彼は早稲田中学志望なのだ。「先生、早稲田だったの?」「うん、そうだよ」「ほんとー!?なんか僕、入れる気がしてきた」...それは「早稲田大学出身の先生に教わっているから僕は入れる気がしてきた」のか、それとも「先生が入れる早稲田大学なら僕も早稲田中学に入れる気がしてきた」なのか、追求は避けておきたいところである(笑)。しかし、彼は大変バランスよく有望な小学6年生である。彼のような子がわが母校の後輩となってゆくゆくは日本の将来を支えてくれるとうれしい次第。早稲田グッズは人をつなぐ一つの役割でもあるようだ。

文:牛久香織(平成4年一文卒)
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